パソコンが遅いとストレスがたまりますよね。しかし、CMD(コマンドプロンプト)を使えば、簡単にパソコンの遅延を解消できるかもしれません。この記事では、CMDコマンドを使ってパソコンの遅延を解消する方法を解説します。また、実際に使えるCMDコマンドの一覧も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。CMDコマンドを使って、パソコンの遅延を改善し、快適な作業環境を手に入れましょう!
CMDコマンドとは何か?
「CMDコマンド(コマンドプロンプト)」とは、Windowsというコンピューターの中で、文字列で命令を出すことができる「コマンドラインインターフェイス」と呼ばれるツールに対して、使うための命令のことを言います。
例えば、普段マウスでクリックして開いている「フォルダ」を、CMDコマンドを使って「ディレクトリ」という名前で開いたり、ファイルをコピーしたり、削除したりすることができます。
CMDコマンドを使うと、マウスを使うよりも効率的に、コンピューターの中での作業ができるので、システム管理者やプログラマーなど、コンピューターの専門家にとっては非常に役立つツールです。
CMDコマンドの使い方
CMDコマンドはWindowsのコマンドプロンプトから実行できるコマンドです。以下はCMDコマンドの基本的な使い方です。
- コマンドプロンプトを開く Windowsキー + Rを押し、"cmd"と入力し、Enterキーを押します。または、スタートメニューから"コマンドプロンプト"を検索し、選択します。管理者権限が必要なコマンドを実行する場合は、必ず管理者権限でコマンドプロンプトを開いてください。
- コマンドを実行する コマンドプロンプトにコマンドを入力し、Enterキーを押します。
PCの遅延を解消し、動作を軽くするおすすめコマンド
以下のコマンドをコピーペーストして使用してください。適用後はPCを再起動してください。
注意:これらのコマンドを使用する前に、システムのバックアップを取得することをお勧めします。また、これらの設定を変更することで、システムの動作が予想外に変化する可能性があります。必ず自己責任で行ってください。
- powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61
このコマンドは、WindowsオペレーティングシステムのPowerCfgユーティリティを使用して、新しい電源プランを作成するための指示を与えています。具体的には、指定された電源プランのGUID(グローバル一意識別子)を使用して、現在のプランの重複を削除するためのコマンドです。 GUID "e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61"は、現在のプランの識別子を表します。コマンドの実行により、同じGUIDを持つ重複した電源プランが削除されます。 - bcdedit /deletevalue useplatformclock
このコマンドは、Windowsがプラットフォームクロックを使う設定を削除するために使われます。 - bcdedit /set useplatformtick yes
このコマンドは、Windowsがプラットフォームクロックを使ってタイマーイベントを同期するように設定するために使われます。 - bcdedit /set disabledynamictick yes
このコマンドは、Windowsがプロセッサのクロック周波数を動的に調整しないように設定するために使われます。これにより、システムクロックの精度が向上しますが、バッテリー駆動のデバイスの場合はバッテリーの寿命に悪影響を与える可能性があります。 - bcdedit /set useplatformclock false
このコマンドは、Windowsがプラットフォームクロックを使わないように設定するために使われます。代わりに、プロセッサのタイムスタンプカウンター(TSC)が使われます。 - bcdedit /set nx alwaysoff
このコマンドは、WindowsのNX(No eXecute)機能を常時オフにするために使われます。これは、一部の古いソフトウェアが正常に動作しない場合に使われます。 - bcdedit /set tscyncpollisy enhanced
このコマンドは、プロセッサのタイムスタンプカウンター(TSC)を同期するためのポーリングの間隔を短くするために使われます。これにより、より正確なシステムクロックが得られる可能性があります。 - bcdedit /set tscyncpollisy enhanced for fps
このコマンドは、ゲームなどのフレームレートが重要なアプリケーションで、プロセッサのタイムスタンプカウンター(TSC)を同期するためのポーリングの間隔を短くするために使われます。 - bcdedit /set tscyncpollisy legacy for latency
このコマンドは、低レイテンシのアプリケーションで、プロセッサのタイムスタンプカウンター(TSC)を同期するためのポーリングの間隔を長くするために使われます。これにより、システムクロックがより安定する可能性がありますが、レイテンシの影響を受ける可能性があります。
pingを下げてラグを減らすおすすめコマンド
Windowsのネットワーク設定を変更するためのコマンドです。
- netsh int tcp set global rss=disabled
このコマンドは、TCP/IPのリソースの共有を無効にするRSS(Receive Side Scaling)機能を無効にします。RSSは、ネットワークのトラフィックを複数のプロセッサーに分散させることで、ネットワークのパフォーマンスを向上させるために使用されますが、一部のシステムで問題を引き起こすことがあるため、無効にする必要がある場合があります。 - netsh int tcp set global netdma=disabled
このコマンドは、TCP/IPのネットワーク帯域幅管理機能(NetDMA)を無効にします。NetDMAは、ネットワークカードがCPUの負荷を軽減するために使用する機能であり、一部のシステムで問題を引き起こすことがあるため、無効にする必要がある場合があります。 - netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
このコマンドは、TCPウィンドウサイズの自動調整機能を高度に制限されたレベルに設定します。TCPウィンドウサイズは、ネットワークの遅延や帯域幅に合わせて自動的に調整されるため、通常は自動調整を有効にすることが望ましいですが、一部のシステムで問題を引き起こすことがあるため、高度に制限されたレベルに設定する必要がある場合があります。
CMDコマンドを使用する際の注意点
CMDコマンドを使用する際には、以下の注意点に注意してください。
- コマンドを間違えると、システムに悪影響を及ぼすことがあります。そのため、正確なコマンドを入力し、コマンドの意味や効果を理解したうえで使用するようにしてください。
- ファイルやフォルダーを削除する際には、削除対象が本当に不要なものであることを確認してください。削除されたファイルやフォルダは、元に戻すことができないため、慎重に操作する必要があります。
- 管理者権限が必要なコマンドを実行する場合は、必ず管理者権限でコマンドプロンプトを開いてから操作を行ってください。そうでない場合、コマンドの実行に失敗することがあります。
- コマンドのオプションやパラメーターによっては、システムに影響を及ぼす可能性があるものもあります。そのため、コマンドの実行前に、ドキュメントやオンライン情報などでコマンドの詳細を確認し、必要に応じてバックアップを取るようにしてください。
- CMDコマンドは、基本的にテキストベースの操作であるため、操作が直感的でない場合があります。そのため、使い慣れていない場合は、操作方法を覚えるまで時間がかかることがあります。
まとめ
「AIM大学」ではPCでFPSゲームをプレイするゲーマー向けに、エイム力を向上させるための役立つ情報を提供しています。他の記事も参考に、より優れたエイム力を身につけてください。
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